パパ*パパ

2児のパパの育児あれやこれや。

「いまが一番カワイイときですね」

親バカあるある、だと思うんですけども。

会社などで子供の話題になったとき、子供の年齢を言うと「○歳ですか~。いまが一番カワイイときですね~」と、言われること、あるじゃないですか。

 

いまが一番カワイイ?

 

ずっとカワイイです。

 

たまに過去の写真を整理しているときなど、赤ちゃんの時からずーっとさかのぼって見たりしますが、

 

右肩上がりでカワイイです。

 

「いまが一番カワイイ」という言葉を聞くたび、どこかでカワイイのピークがきて、あとは下る一方なのかしらん……と恐れていたのですが、娘六歳、まだまだカワイイ盛りです。息子三歳しかり。

 

親バカなんでしょうか。

いや、親バカで結構。

親バカでやっていきます。

親バカでやっていきますとも。

親バカでご飯を食べていきたいです。 

そんなシステムないかなぁ。

ユダヤ人が語った親バカ教育のレシピ

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ママゴトで遊ぶコツは「自由」を恐れないこと

お父さんはママゴトで一緒に遊ぶが苦手、という話をTwitterで目にしました。

確かにそうかもしれないなぁ……。

思い出すのは、シルバニアファミリーのこと。

 

娘六歳が三歳だったころ、クリスマスプレゼントにサンタクロースがくれたのがシルバニアファミリーの大きなおうちでした。

トイザらスで売ってるウサギの親子も入っているセットで、箱が大きくて隠すのが大変で……って、ゲホンゲホン、サンタクロースがくれたのでした。

前々から「シルバニア!」とお願いしていた娘は大喜び、さっそく「遊ぼう!」となるわけです。

おうおう遊ぼう遊ぼう、と相手をしようとするのですが……なんかとまどってしまう。

ウサギの母娘のセットだったので、必然的に「ご飯よ~」とオネェっぽくなってしまうのも一因なのですが、一番とまどうのは「なにをやったらいいかわからない」

娘は娘でベビーカーを暴走させたりして楽しんでいるけど……。

えー、パパ……というか、母さんウサギはどうしよう。洗濯からする?地味か……。

何日かとまどいを続けた後、父さんウサギも買い足しました。「ただいま~」って家に帰ってきて、母さんウサギが「ご飯よ~」って感じにできた。

でも娘は娘でベビーカーを暴走させて楽しんでいました。

 

お料理を作るママゴトであれば、「料理を作る・食べる」というゴールがあるので、その流れに乗っちゃえばいい。

でも、シルバニアファミリーは、家があって、人形があって、家具があって……で?と止まってしまう。

目的がない。

自由すぎるのだった。

あとからママに聞いたんですけど、子供にとっては家具を置いたりするだけでも楽しいらしい。こんなお部屋にしよ~って遊びかたもあると。なるほどなぁ。人形にとらわれすぎていたのでした。

 

ママゴトが苦手なお父さんは、「自由」にとまどっているんじゃないだろうか。

でもママゴトって、ルールをその場で作っちゃっていいのである。ある意味、即興演奏みたいなもの。

たとえば、お料理を作るママゴトなら、設定を自宅にしなくたっていい。「レストランごっこ」にしちゃってもいい。設定を作ると子供たちも「いらっしゃいませ~」とノリノリになったりする。

ママゴトにのるコツは、「自由」を恐れないことである。

 

ちなみに、我が家のシルバニアファミリーはいま、息子三歳が遊んでいます。

この前は「たいふうがきた~」と、シルバニアファミリーの家具一式を、お家の裏手に山積みにしていました。

 

「自由」を恐れない、とはこういうことなのだな。でも、ちょっと違う気もする。

 

シルバニアファミリー お家 あかりの灯る大きなお家 ハ-44

シルバニアファミリー お家 あかりの灯る大きなお家 ハ-44

 

 

子供にせまる”究極の選択” ジョン・バーニンガム『ねぇ、どれが いい?』

 以前、『りんごかもしれない』という絵本を紹介したとき、「かもしれない生活は、楽しい」という話を書いたんです

大人の「かもしれない」は「危険かもしれない」みたいにネガティブな方向にいくけど、子供の「かもしれない」は「隣のおじさんは宇宙人かもしれない」みたいにおバカで楽しい。

そのおバカな「かもしれない」でもう一つオススメの絵本があります。ジョン・バーニンガム『ねぇ、どれが いい?』

ねえ、どれがいい? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

ねえ、どれがいい? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

 

こんな出だしで始まります。

もしもだよ、

きみんちの まわりが かわるとしたら、

大水と、

大雪と、

ジャングルと、

ねぇ、どれが いい?

エンピツと水彩画の独特のタッチで、家の周りが変わってしまう絵が添えられています。ジャングルだと緑でいっぱいでトラやシマウマもいます。

終始こんな感じで「いや、どれって言われても……」という質問が続きます。

「二千円でいばらに飛び込む」「一万円で死んだカエルを飲む」「二万円でお化け屋敷に泊まる」なんて、大人も困るし。

「蛇に巻かれる」「魚に飲まれる」「ワニに食べられる」「サイに潰される」なんて、絵柄はカワイイのに言ってることは死に直結するし。どれもイヤ!

でも子供たちは楽しいんですよね。「え~」なんて言いながら、「じゃぁサイ」みたいな。サイ!?サイにするの!?と理由を聞いてみたりして、親子の会話も広がります。

昔流行った”究極の選択”みたいな感じです。カレー味のウ○コとウ○コ味のカレーどっちがいいとかやりましたよね。アラフォーのみなさま。

そうそう、答えに困る選択だけじゃなくて、「妖精の魔法」「小人と宝探し」「魔女のシチュー作り」「サンタのプレゼント配り」どれを手伝う?なんてのもある。どれも面白そう~。

大型本で本棚に入らないくらいデカいんですけど、一度見かけたら手にとって見てください。

最後に、ちょっと考えさせられる質問を引用して終わりますね。

おとうさんが 学校で おどっちゃうのと、

おかあさんが きっ茶店で どなるのと、

どっちが いや?

 

ねえ、どれがいい? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

ねえ、どれがいい? (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

 

 

■こちらの記事もどうぞ!

"かもしれない生活"のススメ。うちの子爆笑の絵本『りんごかもしれない』 - パパ*パパ

りんごかもしれない

りんごかもしれない

 

 

「イクメン山」から「山脈」になること

「産後クライシス」や「自称イクメン」というキーワードに敏感になっているパパです。

子供を出産後、奥さんと旦那さんが育児の問題からすれ違っていく「産後クライシス」。

旦那さんは育児に参加しているつもりでも、奥さんから見ると不満でいっぱいの「自称イクメン」。

どちらも子を持つ父親としては気になる話題です。自分もこうなってないかな……と胸に手をあてる日々です。

そんな中、このブログを読みました。育児・教育ジャーナリスト、おおたとしまささんのブログ。産後クライシスについての書籍の感想を述べながら、「イクメン」ブームで夫への期待が高まりすぎていることに触れ、

そして、現在、子育て講演会では、父親に対しても母親に対しても、つかみとしてよくこんな話をする。

「バリバリ仕事して、しっかり稼いできてくれるけど、家には早く帰ってきてくれて、家事も育児も進んでやってくれる。自分の愚痴はもらさずに、ママの愚痴には何時間でもつきあってくれる。子どもとたくさん遊んでくれるけど、ママへの愛情表現も欠かさない。ときにはビシッと子どもを叱れるけど、ママのことは絶対に非難しない。適度にオシャレで、かっこいいけど、ママ以外の女性には見向きもしない……なんてイクメン像ができあがっているようです。そんな男性がいたら僕が結婚したいくらいです!」

 2冊の『産後クライシス』の雲泥の差 - Father's Eyes

そうなのだ、そんな人、いないのだ。

でも、目指してしまうのだ。奥さんも、旦那さんも。

高すぎる「イクメン山」

奥さんが「イクメン」のイメージを高くもってしまうので「産後クライシス」につながってしまう、というロジックなのだけど、逆もまたあるのだ。

旦那さんが「イクメン」のイメージを高くもってしまうのだ。

このイメージがもたらす結果は2通りある。

1つは、高すぎる山を前にして諦めてしまうパターン。そんなのできねぇよ、と、身の丈のイクメンになれる人(もしくはなにもしなくなる人)

もう1つは、その高すぎる山をなんとか極めようとしてヘトヘトになってしまう人。

そんな人いるの?と奥さんたちには言われそうな中、こっそりと手を上げますが……僕がそうでした。そうなんです。僕なんです。

おおたさんのつかみの話の通りの「イクメン像」を目指してしまい、ちょっと失敗すると「ダメだ……」と過度に凹んでしまっていたのです。

その凹み具合たるや、お皿を1枚割っただけで、

「自分は向いていない…」

から、

「家庭を持つなんて背伸びをしすぎたんだ…」

まで行ってしまうほどでした。凹みすぎでした。減点で考え過ぎでした。

今はなんとかなっております。お皿を割っても凹みません。

いや、ちょっと凹みます。ちゃんと謝ります。

「山」から「山脈」に

やっぱり、その、いきなり全部って無理なんですよね。

そして家のことなんだから、1人で頑張ってもしょうがないんですよね。家族で助け合わないと。あるいは両親も巻き込まないと。

軍人・山本五十六も言ってました。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

この辺りまでは有名ですけど、この言葉には続きがあります。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

お互いがお互いを高め会って、信頼しあってこその、家のこと。

高すぎる「イクメン」山に、奮闘している旦那さん、もしこれを読んだら、ちょっとその山の標高を低くしてみませんか。

話しあって、耳を傾け、奥さんの思ってる標高と、旦那さんが登れる標高を、きちんと合わせてみませんか。

2つの標高が合えば、連なる1つの山脈になれるはず。

山脈になって、共に我が子を守っていきましょう。 

 

クリスマス・マトリクス

クリスマスまであと1ヶ月になりました。1ヶ月!1ヶ月か……。

さて、そろそろ考えておかなければいけません。クリスマスプレゼントのことです。

気が早いとお思いでしょう。ところがそうでもないんです。考えないといけないんです。

トータルで8種類あるんです。

どういうことかというと、プレゼントをもらう娘・息子2人に対して、プレゼントをあげる側がパパ方祖父母・ママ方祖父母・パパママ・サンタと4通りあるんです。

表にするとこうです。

 

  パパ方祖父母 ママ方祖父母 パパママ サンタ
       
息子        

 

この表を埋めないといけないんです。

ただ埋めるだけじゃありません。祖父母同士かぶらないように調整し、サンタにお願いしたものはサンタが贈るようにし、その隙間をぬってパパママからも何かあげるという、「頭がよくなる論理パズル」のような複雑な条件をクリアしなければいけません。

この時期、お歳暮まで重なります。大パニックです。うっかりママ方祖父母にドキドキプリキュアグッズを贈ってしまうかもしれません。暮れの元気なご挨拶にもほどがあります。

他のご家庭ではどうされてるんでしょう。気になるところです。金券などで手を打つのでしょうか。

そうそう、プリキュアといえば、最近娘六歳がついに「プリキュア飽きた」と言い始めました。頼みの綱のプリキュア系プレゼントは使えなくなりそうです。どうしよう。

JCBギフトカードとかでなんとかならないでしょうか。

ひみつのラブリーBOX ドキドキ!プリキュア

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史上最強の論理パズル―ポイントを見抜く力を養う60問 (ブルーバックス)

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「おいしいものをたべると、ヤギさんになるよ」

息子二歳が「ねぇパパ」って呼んで、言うんですよ。 

 

「おいしいものたべると、ヤギさんになるよ!」

 

……なに?

「ヤギさんになるの?」「うん。おいしいものたべると、ヤギさんになるの」

まったくわかりません。

食べてすぐ寝ると牛になるみたいなこと?牛じゃなくて?

 

「カレーたべると、ヤギさんになっちゃうの」

 

パパはカレーライスが大好物です。最近では「いなばのタイカレー」が好きです。ヤギになっては困ります。住宅ローンもあります。

 よくわからないまま、おかしなことを言う子だなハハッといなして、どうだいうちの子おかしいだろぅ?とママに話してみました。

 

「ん?なぞなぞってこと?」「なぞなぞ〜」

 

…!

 

おいしいものたべる→「うめぇ〜」→メェ〜→ヤギ!

 

おそらく「おいしいものを食べるとなっちゃう動物、な〜んだ?」的ななぞなぞが、息子二歳フィルターを通してあんな感じになったのでしょう。

油断なりません。

そういえば息子二歳、この夏に「ミンミン鳴く虫、な〜んだ?(答え:セミ)」というクイズを出そうとして、「ミンミンなくセミ、な〜んだ?」って出題してました。

 「セミ!」と答えると、「せいか〜い!」って言ってました。

油断なりません。

 

いなば チキンとタイカレーイエロー 125g×24個

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「忍者ごっこ」でミッションをこなしてもらう

先日、ママの実家からリンゴで届きました。箱いっぱい。

子供たちはリンゴが大好き。毎日甘い甘いとシャリシャリ食べています(ちなみに夕飯のお皿洗いのついでにパパがリンゴを剥いています)

ある日。いちばんに夕飯を食べ終わった息子二歳から「リンゴ~!」とリクエストが。でもまだみんなご飯を食べているし、食後のデザートにしたい。そしてリンゴは奥の部屋においてある。

じゃぁリンゴ取ってきて!と息子二歳にお願いしてみる。う~ん、という顔をしている。部屋が暗いのがネックらしい。

そこで「○○(息子二歳の名前)忍者!リンゴを取ってくるでござる!」と頼んでみた。

すると「らじゃー!」と、ピタゴラスイッチの「おてつだいロボ」とちょっと混ざった返事が返ってきて、ススス~と奥の部屋に消える息子二歳。リンゴを手にニコニコと生還。

その日以降、リンゴを取ってくるのは息子二歳の役目に。「○○忍者!」と言うだけでタタター!と走るようになってしまった。

 

なにかミッションを与えるとき「忍者ごっこ」にする、というのは娘六歳が小さいころもたまにやってました。

よく使うシチュエーションは、静かにしてほしい時。例えばママが電話している時、ニンニンと忍び足で別の部屋に移動したりする。

子供はごっこ遊びが楽しいし、大人の「静かにしてほしい」も満たされる。一石二鳥。

 

ミッションをこなした息子二歳忍者は、リビングに帰ってくるとリンゴを片手にシュタッ!とポーズを取ったりする。それもまたカワイイ。