ママゴトで遊ぶコツは「自由」を恐れないこと
お父さんはママゴトで一緒に遊ぶが苦手、という話をTwitterで目にしました。
確かにそうかもしれないなぁ……。
思い出すのは、シルバニアファミリーのこと。
娘六歳が三歳だったころ、クリスマスプレゼントにサンタクロースがくれたのがシルバニアファミリーの大きなおうちでした。
トイザらスで売ってるウサギの親子も入っているセットで、箱が大きくて隠すのが大変で……って、ゲホンゲホン、サンタクロースがくれたのでした。
前々から「シルバニア!」とお願いしていた娘は大喜び、さっそく「遊ぼう!」となるわけです。
おうおう遊ぼう遊ぼう、と相手をしようとするのですが……なんかとまどってしまう。
ウサギの母娘のセットだったので、必然的に「ご飯よ~」とオネェっぽくなってしまうのも一因なのですが、一番とまどうのは「なにをやったらいいかわからない」。
娘は娘でベビーカーを暴走させたりして楽しんでいるけど……。
えー、パパ……というか、母さんウサギはどうしよう。洗濯からする?地味か……。
何日かとまどいを続けた後、父さんウサギも買い足しました。「ただいま~」って家に帰ってきて、母さんウサギが「ご飯よ~」って感じにできた。
でも娘は娘でベビーカーを暴走させて楽しんでいました。
お料理を作るママゴトであれば、「料理を作る・食べる」というゴールがあるので、その流れに乗っちゃえばいい。
でも、シルバニアファミリーは、家があって、人形があって、家具があって……で?と止まってしまう。
目的がない。
自由すぎるのだった。
あとからママに聞いたんですけど、子供にとっては家具を置いたりするだけでも楽しいらしい。こんなお部屋にしよ~って遊びかたもあると。なるほどなぁ。人形にとらわれすぎていたのでした。
ママゴトが苦手なお父さんは、「自由」にとまどっているんじゃないだろうか。
でもママゴトって、ルールをその場で作っちゃっていいのである。ある意味、即興演奏みたいなもの。
たとえば、お料理を作るママゴトなら、設定を自宅にしなくたっていい。「レストランごっこ」にしちゃってもいい。設定を作ると子供たちも「いらっしゃいませ~」とノリノリになったりする。
ママゴトにのるコツは、「自由」を恐れないことである。
ちなみに、我が家のシルバニアファミリーはいま、息子三歳が遊んでいます。
この前は「たいふうがきた~」と、シルバニアファミリーの家具一式を、お家の裏手に山積みにしていました。
「自由」を恐れない、とはこういうことなのだな。でも、ちょっと違う気もする。

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