パパ*パパ

2児のパパの育児あれやこれや。

「電車とバスの博物館」に行ってきました

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春の陽気に誘われて、以前から気になっていた「電車とバスの博物館(→公式)に行ってきました。

娘六歳、息子三歳、パパママの一家四人でお出かけしたリポートをお送りします。

改札を出るとすぐ入り口。踏み切りもあります

場所は東急田園都市線の宮崎台駅。改札を出ると、真正面にもう入り口があります。アクセス良すぎです。

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博物館へは長いスロープを下っていきます。屋根もあり、ベビーカーでも安心。壁には東急の電車とバスの歴史が、写真と共に展示されています。

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スロープを下りきると、左手に踏み切りが登場。

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この踏み切り、すぐ後ろを通る田園都市線と連動しています。田園都市線は全線高架になっているので、田園都市線と連動して鳴る踏み切りはここだけなんですって!急行通過時に鳴るそうで、すぐ横に時刻表も置いてありました。

さていよいよ入館します。入場券は切符です。券売機で買って、改札を通過します。本物!

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大人100円、子供50円、6歳未満無料と、大変リーズナブルです。ベビーカー置き場も用意されています。

この博物館、斜面に建っているので、入り口は4階なんです。この日はお昼時に行ったので、さっそく中でご飯を食べようと、1階の飲食スペースに降りました。

1・2階:電車の中でご飯が食べられる!シミュレーターも充実です

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1階には本物の玉電(玉川線の路面電車)が再現されたホームに置いてあります。丸いボディがかわいい。

実はこの玉電の中は、飲食可のスペースになっているんです!

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座席もつり革もちゃんとあります。

博物館の中には食べ物を売ってないんですが、駅前なので近所には神戸屋やケンタッキーがあります。入場券の切符を使えばその日1日は再入場可能なので、パパが子供たちを遊ばせている間にママにパンを買ってきてもらいました。

電車の中でご飯を食べるのは新鮮で、なんだか旅気分で楽しいです。そうそう、食べこぼし対策のためにウエットティッシュがあるといいですね。

1階は玉電のほかに、バスの実物や電車のシミュレーターが展示されています。

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実物大のバスを使った、運転シミュレーター。運転席がシミュレーターになっていて、後部座席で順番待ちをします。

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もう1台バスがあります。こちらはバスの内部がスケスケになっているんですよ。

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普段は床下に隠れているエンジンやシャフト、タイヤやドアの構造までスケスケです。

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運転席は開放されていて、ドアの開け閉め(透明な板でドアが囲われているので安全に開け閉めし放題)やアナウンス、ウィンカー、方向幕のスクロールなど、運転手さんの操作を体験できます。

うちの子達、シミュレーターは混んでいて諦めたんですが、空いてたこちらでかなり楽しんでいました。二人がかりでハンドルを回したりアクセル踏んだりしていました。

電車のシミュレーターも大人気。

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右側には大きなスクリーンがあって、実写映像が写し出されています。係の人が運転席横について、運転方法を教えてくれるので安心です。

そうそう、シミュレーターなど並ぶものについては1回3分と決まっています。運転席に砂時計が置いてあるんです。アナログな感じでいいですよね。

3階:鉄道模型と古い駅舎があります

3階には大きな鉄道模型が2箇所あります。

「パノラマシアター」では1日に3回、鉄道模型の運転と映像を流してくれます。

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ちょうど13時の回を見ることができました。東急の歴代車両や整備車両、世田谷線まで東急づくしの鉄道模型です。駅も渋谷や多摩川がメイン。

もう一つの鉄道模型は「電車と線路」のコーナー。信号機の実物が置いてあります。

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ここでは司令所の体験ができます。模型に載せられたカメラからの映像を観ながらポイントを切り替えるんですよ。大人気でかなり並んでいました。

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一方、博物館らしく、歴史を感じる展示もあります。

鉄道模型と同じフロアに、昔の高津駅を再現したコーナーがあるんです。

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改札もあります。人が入れるので、記念写真ポイントですね(息子三歳を入れてみました)

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当時の運賃表や路線図など、その筋の方にはたまらない展示も!(昭和34年のモノ!)

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他にも、人のいないコーナーだなぁ、とカウンターをのぞいてみたら……

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年代物の発券システムがポツンと置いてあったりします。

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まったく、油断できません(大人が)

イベント館:飛行機のシミュレーターと木造の車両

電車とバスの博物館には、「イベント館」という別館があります。

1階から博物館を出て、幹線道路を挟んだ向かいにあります。4階にベビーカーを置いてきちゃうとちょっと大変かな。交通量が多いので、お子様の手を離さないようにご注意ください(テンションが上がった息子三歳を抑えるのは大変でした)

こちらがイベント館です。入り口に置いてある時計がデカい!

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中に入るとイベント広場と多目的ホールです。なにもイベントがないと結構ガランとしています。4畳半くらいのスペースにプラレールが置いてありますが、数が少ないのでちょっと期待しないほうがいいですね……。

展示のメインはYS-11モハ510型です。

なんのことかというと、飛行機と木造の電車です。

なんで東急に飛行機?と思ったら、かつて存在した航空会社、日本エアシステムJAS)が東急グループと強い結びつきがあったそうなんです。

そんなわけで、JAS国内線で飛んでいたYS-11のシミュレーターが置いてあります。

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……が、ここも混んでいて諦めることに。

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こんな感じで本物のコクピットが体験できたみたいなんですけど、残念です……!(主にパパが)

もう一つ、ドーンと置いてあるのが、昭和初期に東急を走っていた、モハ510形という木造車両です。

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まるごと一両、ピカピカの状態で保存されています。中に入るのもオッケー。

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アンティークな雰囲気に息を飲みますね……。木目が美しかったです。

イベント館はこれくらいのボリュームなので、子連れではあまり長居はできないですね。日曜・祝日には図書室が解放されるようなので、もう少し楽しめるかもしれません。

あと、変な顔ハメパネルがありました。

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運転席から顔を出すという、なかなか見ない感じのパネルでした。息子三歳を入れて撮りました。

「ほどほど」の感じで楽しめます。

全体通して、中にいたのは2時間くらいでした。シミュレーター関連には並ばず、歴史っぽい展示には飽き、というスペックですが、小さいお子さん連れはだいたいそんな感じかと思います。小学生男子までいけばもっと長く楽しめるかと。

鉄道博物館みたいに1回だけじゃ回りきれない!というほどではなく、午後遊びに行こうか、と「ほどほど」に遊べるスポットとしていいと思います。丸1日かけてでかけるのも疲れちゃいますしね。

交通アクセスも改札から徒歩0分と便利なので、気になった方はチェックしてみてくださいねー。