「バカもん!」的なお怒り
日曜の夕方に、テレビを観ていて思うんですけどね。
ちびまる子ちゃんのお母さんも波平さんも、「勉強しなさい!」っていうじゃないですか。
テストで悪い点をとってきようものなら、まる子!とか、バカもん!とか、怒るじゃないですか。
毎回毎回。
そのー、いつも同じ怒りかたでは結果が出ないことに、気がつくべきではないのかと、思うのですよ。
なぜ勉強することが大切なのか、モチベーションを保つための前提の話をするとか、
つまづいているのはどこなのか、いっしょに宿題を見ながらアドバイスをするとか、
少しでもわかったりできたりしたことがあったら、褒めるであるとか、
しないものかなと。
そろそろアプローチを変えないものかなと。
いや、バカもん!の続きはカットされるので、波平さんもちゃんと言ってるのかもしれない。「ドラッカー曰く…」とか言ってるかもしれない。
でも、観てるこちら側としては「またー」と思ってしまうのです。
思えば、のび太のママもこんな感じでした。「のび太!」です。
国民的アニメと呼ばれる作品の、お父さんお母さんが、こぞって「バカもん!」的なお怒りなんですよね。
育児とか、教育とか、昔の常識から変わってきていることが多くあるなか、
日曜の夕方、テレビの中では、まだ「バカもん!」的なお怒りが続いている。
もうちょっと、今の時代の、リアルな子育てものがあったら観てみたいなぁ、と思ったりするのです。
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
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