パパ*パパ

2児のパパの育児あれやこれや。

「産後クライシス」を防ぐため、旦那さんの育児休暇で価値観を変えよう

先日NHK「あさイチ」で放送された「夫婦を壊す?! “産後クライシス” 」が話題になってました。

産後クライシスとは…

妻が出産後、夫婦仲が悪くなったり、離婚に至ったりする現象のこと。

ベネッセ次世代育成研究所が2006年から2010年にかけて288組の夫婦を対象に行った調査によると、妊娠期、0歳児期、1歳児期、2歳児期でそれぞれ「配偶者といると本当に愛していると実感する」が時が経つに連れて減少しており、特に女性が著しい減少を見せている。

産後クライシスとは - はてなキーワード

産後、夫が家事育児に非協力的であるために、夫婦間の愛情がどんどん薄れてしまう、というデータ。夫が家事育児に参加しているとそんなに減らないらしいです。(他の要因で愛情が減るのはまぁいろいろあるとして…)

世の中、家のことを奥さんに任せきりにしてしまう旦那さんというのがいるみたいなんですが、なんかほんと、目の前で奥さん困ってるのに助けないのかなぁ、と不思議な思いです。

道端で知らない人を助けるわけでなし、かつて永遠の愛を誓った相手が家で困ってるわけで、助けてあげたらいいのにな、と思ってたんですが、「そもそも夫は妻がどれだけ困ってるかわかってない」という問題があるみたい。

先ほどの「あさイチ」でも奥さんに「してほしいことを言葉にして伝えよう」というアドバイスをしてたりしてる。

「言ってくれないとわからない」と「言わないとわからない」の間に横たわる深い溝。これをなんとか埋めるにはどうしたらいいだろう。

旦那さんが育児休暇を取ろう

「言わないとわからない」の溝を埋めるには、「言わなくてもわかる」にすればいい。

そこで「夫の育児休暇」の出番だと思う。

僕自身、上の子が生まれた時は一カ月の育児休暇を取りました。

育児休暇は予定日から取ったんですが、見事予定日ぴったりに生まれた娘。

産後のお母さんは体力を消耗しているし、3時間おきの授乳のため睡眠もままならない。産後の母が一ヶ月後に布団を畳む「床上げ」という言葉があるくらい、ずっと寝たきり。

やらなければいけないことは山ほどある。炊事(3食)、洗濯(毎日。赤ちゃんものはとにかく多い)、掃除、お風呂に入れる、オムツを換える、買い物に行く、授乳のサポート、抱っこしてあやす…。

実家が離れているので、祖父母の助けが毎日は得られなかった。友人に助けてもらったり、食事はたまに出前にしたりしながら、3週間くらいはずっとお世話していたと思う。

職場復帰したら「お休みどうでした?」と聞かれたけど、休みじゃねぇ!!と胸倉をつかむような思いでした。会社にいた方が楽。

と、こうなると「言わなくてもわかる」状態になる。

…たぶんなっていると思う。その辺は奥さんの評価を聞かないとですけど。

価値観がガラッと変わる

男性の育児休暇取得率は1割にも満たないと聞く。取りづらい気持ちもわかる。

僕の場合、会社には半年前から取るぞー取るぞーと言い続けた。会社の制度も調べた。仕事はみんな引き継いだ。あれ?僕会社辞めるのかな?と錯覚するくらい最後何もなくなった。

これくらいしないと育児休暇が取れないのもどうかと思うけど、でも見返りは大きかった。

育児休暇を取ってみると、子供はこんなに手間がかかるんだとか、家事は終わりがないものなんだとか、会社は自分がいなくてもなんとかなるもんだとか、これまでの価値観がガラッと変わる。もう男性の育児休暇を義務付けてもいいとすら思う。

これから子供が生まれるお父さん。子供が生まれたら、一週間でもいいから、奥さんと子供につきっきりで居てみてほしい。

今後の人生、絶対いい方向に変わると思います。