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パパ*パパ

2児のパパの育児あれやこれや。

地獄と極楽のバランスが取れてない、と思うのはなぜだろう

「地獄」について描かれた絵本がある。書店に行くといまだに平積みにされているので、長いこと売れているみたい。

「いのちをそまつにするな」という教えがベースなんだけど、絵は宗教画から持ってきててかなりグロい。もう、表紙ですでに人が口から血を吐いてる。中を見ると鬼につぶされたり切り刻まれたり大騒ぎ。絵本だけどR指定なんじゃないか。 

命を粗末にしない、悪いことをしてもお天道様が見てる、と子供に教えるのは確かに大事なこと。でも、悪いことをすると地獄に堕ちるよ、こんなことされるよ、血がドバーだよ!と子供に脅すのもなぁ…とも思う。

で、地獄の絵本もあれば同じシリーズで極楽の絵本もある。

悪いことすれば地獄に堕ちて、良いことをすれば極楽に行けるよ、と教えるのはバランスが取れてるように見える。

極楽は綺麗な景色があって、こう、ファ~っとしてる。ええとこ来た~って感じにはなってる。でもなんか地獄に比べるとインパクトが足りない。綺麗だけど。ちょっと考えて、気がついた。

極楽はイベントが無い。

地獄は責め苦のオンパレードで、いろんなことをされて、しかも無間地獄じゃー!とループしたりする。でも極楽は、こう、ファ~っとしてる。特になにも起きないし、なにもされない。

極楽というのは、業の肯定とか、ちゃんといろんな意味があるんだろうけど、たぶん子供には難しい。イベントとして表れないのでイメージするのが難しいと思う。それより人が血を吐いてるほうがわかりやすい。

地獄と極楽でバランスが取れてないように見えるのは、地獄が肉体の責め中心になってるのに対して、極楽が精神のケア中心になってるからじゃないかと思う。

地獄は「いたい」+「いやだ」で肉体と精神がセットでマイナスになるけど、極楽は「きもちいい」で精神がプラスになって肉体はゼロ。

「地獄」と「極楽」をセットで教えるときは、極楽のちゃんと精神プラス面を多めに教えないとなぁ、と思った。地獄怖い、で終わるのは、やっぱりかわいそうだ。

 

……と、思ったことを書いてみましたが、うちの娘5歳は「着ぐるみが怖いからディズニーランドに行きたくない」というほど怖がりなので、まだどちらも買わないと思います。